バックアップの必要性

「突然パソコンの電源が落ちる」
「起動しようとしてもパソコンが起動しない」
パソコンのトラブルは突然やってきます。
熱に弱い、静電気に弱い、水に弱い、振動に弱い、衝撃に弱いと、精密な電子機器であるパソコンは弱点だらけです。
そんな中でも、一番壊れやすいのがハードディスクで、これが故障すると復旧は大変です。
障害の程度により復旧費用は異なりますが数万円から、場合によっては数十万円もかかるケースがあります。
お金で解決できれば良いですが、場合によっては復旧できず永遠にデータを消失する可能性だってあります。
そこで重要になるのがパソコンのバックアップです。
バックアップさえあれば、ハードディスクが故障しようが、うっかり飲み物をこぼして水没させようが、どんな状態であろうがバックアップから復旧する事が可能です。

様々な災害も「突然」やってきます」。
身近な例では停電などで、皆様も一度は経験された事があるのではないでしょうか?
その他にも、台風や地震、雷、火災など、様々な災害が考えられます。
最近は、温暖化による異常気象が発生し易く、ゲリラ豪雨や猛吹雪など、とにかく自然災害に直面されたケースも多いと思われます。
そして、自宅や事務所が被災した場合、パソコンやサーバーを丸ごと失う可能性があります。

コンピューターウィルスも「突然」やってきます」。
特に2016年からランサムウェアと呼ばれる、パソコンのデータを一切使えなくする悪質なマルウェアが流行しています。
当然、ランサムウェア以外でも、感染すると使えなくなる場合も安心できません。
実はコンピューターウィルスは、量・質ともに年々過激化しており、従来のアンチウィルスソフトでは、全て防御することは不可能となりつつあります。
事実、標的型攻撃に代表されるように、特定の相手を狙った攻撃を防ぐことは困難で、アンチウィルスソフトメーカー自ら、感染後のリカバリーに も力を入れるよう、啓もう活動を実施されています。

パソコンを買い替える際もバックアップは有効です。
古いパソコンでバックアップし、新しいパソコンで復旧すれば、パソコンの移行は完了します。
パソコンを2台並べて、これをコピー、これもコピーと作業していると、実は非常に時間がかかります。
その上、コピー漏れも多かったりと、ストレスが多い作業が発生します。
Windowsの場合、サポート終了に伴う移行でも、バックアップは便利に使えます。